💣【暴露】大手葬儀社の裏側──“売上金を転がす支配人”がいた現場

実話・内部告発

葬儀業界の裏側で、静かに起きていたひとつの事件。
それは「支配人」が葬儀の売上金を転がし、会社のシステムの盲点を突いた、まさかの不正でした。

今回は、当時その現場を管理していた**エリア部長(筆者)**の立場から、
実際に起きた出来事を“ドキュメンタリー風”に暴露します。

🕯️序章:数字が合わない朝

その日、いつものように事務所で朝の確認をしていたときだった。
経理から一本の電話が入った。

「昨日の売上、入金が確認できません。」

淡々とした声の裏に、かすかな緊張があった。
僕はそのとき、大手葬儀社のエリア部長として、いくつかの会館を統括していた。

前日の売上は翌朝にATMへ入金する——それが会社のルール。
けれど、その日の数字はどうしても合わなかった。
小さなズレだったが、経験上、それは“何かが起きている”サインだった。

嫌な予感がした。
そしてそれは、後に現実のものとなった。

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💼第1章:現金主義が生んだ“盲点”

葬儀社の仕事は、ほとんどが現金取引だ。
香典返し、供花の立替、僧侶へのお布施、さまざまなやり取りが日々発生する。
だからこそ、「前日の売上を翌朝に入金する」という運用ができていた。

だが、ここに大きな盲点があった。
ATMでの入金は、それぞれの支配人や担当者任せ。
つまり、誰が・いつ・いくらを入れたか、明確な証明はなかった。

現場の責任者が「入金しました」と言えば、基本的には信じるしかない。
その信頼を悪用すれば、**一時的な“持ち出し”**など、いくらでもできてしまう。


🕶️第2章:支配人Y氏の“転がし”

後に発覚したことだが、ある会館の支配人——Y氏がその盲点を突いていた。

金曜の売上を懐に入れ、
土日の売上でその分を埋める。
そして埋まらない部分を、月曜で補填。

まるで自転車操業だった。

本人にとっては“数日のつなぎ”のつもりだったのかもしれない。
だが、それは故人を送り出す葬儀費用だ。
人の想いと信頼が詰まったお金を、私的に動かしていた。

いくら「ちょっと借りただけ」と言われても、通る話ではない。

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📞第3章:経理の違和感と発覚

最初の違和感は、経理担当の冷静な言葉だった。

「Y支配人、入金したと言ってますが、履歴がありません。」

言葉の端に、はっきりとした疑いがあった。

僕はすぐに報告を受け、本社の経理課と照合。
その結果、数日おきに同じようなズレが繰り返されていることが判明した。

しかも、そのズレのパターンはどの会館でも一致していた。
“金曜に消え、月曜に戻る”。
あまりに規則的すぎる。

誰がどう見ても、意図的だった。


⚖️第4章:沈黙の会議室

数日後、Y支配人を含む関係者で会議が開かれた。
会議室には、経理、エリアマネージャー、そして僕。
テーブルには通帳と伝票がずらりと並んでいた。

誰もが口を開かない。
その沈黙が何より雄弁だった。

Y支配人は終始、無表情で下を向いていた。
言い訳も弁解もなかった。
他の社員たちは視線を合わせようとせず、ただ時間が過ぎていくのを待っていた。

「誰がやったのか」
誰も言わなくても、答えは全員が知っていた。

それでも、組織というものは恐ろしい。
直接、彼を責める者はいなかった。


🧩第5章:過去にあった“問題”

調べていくうちに、Y氏の過去が明らかになった。
以前にも、金銭トラブルやスタッフへのパワハラがあったという。

それでも彼が支配人になれた理由は、ただ一つ。
「売上を上げていたから」だ。

葬儀業界では、どれだけ丁寧に式をこなしても、
どれだけ心を込めても、数字がすべて
件数と単価が評価の基準。
人格や人望よりも、どれだけ売上を出せるかで地位が決まる。

そうした構造の中で、モラルが崩れていく。
それが、この業界の悲しい現実だと思う。

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🧠第6章:部長としての“恥”

僕はエリア部長として、彼を管理する立場にいた。
支配人の不正は、上司である僕の責任。

正直、恥ずかしかった。
自分のエリアで金銭トラブルが起きたという事実が、
何よりも情けなかった。

真面目に働くスタッフほど、この件に傷ついた。
「なんで、あんな人が支配人に?」
その言葉を何度も聞いた。

現場で頑張っている社員を守れなかった自分を、
今でも思い出すたびに悔しく思う。


🌅終章:沈黙を破る理由

この件があってから、
僕は「葬儀業界の仕組み」を見つめ直すようになった。

“死”を扱う仕事だからこそ、
誰よりも誠実でなければならない。

それなのに、
数字と利益が優先され、誠実さが後回しになる。
それが、この業界の深い闇だと思う。

だからこそ、今こうして書いている。
現場にいた一人として、
“何が正しいのか”を問い続けたいからだ。

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