
はじめに
宗教活動には「お布施」「会費」「献金」などの費用がかかることがあります。信仰は自由ですが、金銭面での負担が思ったより大きくなるケースも少なくありません。今回は、創価学会・顕正会・PL教団・統一教会など、代表的な宗教団体10選について「年間支出の目安」を比較し、具体的な内訳や特徴をご紹介します。
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第1章:年間支出額ランキング【目安表付き】
宗教名 | 月会費 | 特別献金・年次献金 | 年間支出目安 | 備考 |
---|---|---|---|---|
幸福の科学 | 3,000円〜 | 教祖誕生日などに10万〜100万超 | 20万〜100万以上 | ランクや信仰度で差 |
旧統一教会 | 3,000〜5,000円 | 解怨・清平・物販含む | 20万〜300万超 | 問題化した例もあり |
創価学会 | なし | 年末に財務(1口1万円) | 1万〜数十万円 | 複数口推奨あり |
PL教団 | 1,000円 | 建築献金10〜100万円/口 | 2万〜50万 | 信仰心に応じて変動 |
立正佼成会 | 1,000〜3,000円 | 年末供養金など | 3万〜30万 | 祈願・供養あり |
顕正会 | 約200円 | 活動費など | 1万〜10万前後 | 勧誘活動の熱心さで差 |
霊友会 | 500〜1,500円 | 供養・法要 | 1万〜10万円前後 | 位牌供養などで費用発生 |
天理教 | 任意 | 年祭や奉納あり | 1万〜5万円前後 | 本人の感謝の気持ち次第 |
日蓮正宗 | 定額なし | 法要・登山料 | 2万〜10万円前後 | 各寺院ごとに異なる |
エホバの証人 | なし | 自由献金 | 0〜数万円 | 自由寄付に依存 |

第2章:各団体ごとの支出内訳と特徴
創価学会
会費はなく、年末に行われる「財務」という名の寄付がメインです。一口1万円からで、複数口が推奨されることもあります。家庭によっては数十万円の寄付を行うこともあります。
顕正会
月会費は200円ほど。その他、勧誘活動に伴って費用が発生する場合があり、熱心な信者ほど支出が増える傾向にあります。
PL教団
月会費1,000円に加え、特別献金として「建築献金」などの名目で10万円以上の寄付が求められることもあります。数十万円を支出する家庭も少なくありません。
天理教
定額制の会費はありません。献金は任意で「感謝の気持ち」として納めます。支出は比較的少額で済むことが多いです。
立正佼成会
支部によって差がありますが、月会費は1,000〜3,000円程度。供養や祈願などでの寄付が必要となる場合も多く、年末にはまとまった金額の支出があることも。
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幸福の科学
月会費3,000円〜に加え、特別行事や教祖誕生日などで10万円以上の献金が求められるケースがあります。信者ランクによっては年に100万円を超える支出も。
エホバの証人
会費や献金の強制はなく、自由献金形式。月数千円〜1万円程度を目安に献金する信者もいますが、完全に任意です。
日蓮正宗
定額の会費はなく、法要や寺院行事のたびに「お気持ち」で納めます。御供養や登山料などで年間2万〜10万円前後の支出が一般的です。
霊友会
月会費は500〜1,500円程度。位牌供養や祈願などで1万円〜数万円を納めることがあります。
旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)
月会費3,000〜5,000円。解怨や清平、霊感商法などによる高額献金が社会問題となった例もあり、年間で100万円以上支出する家庭も。
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第3章:費用がかかる理由と注意点
- 信仰の深さが金額に直結するわけではない
- 入信時に金銭的な説明が十分でないことも
- 献金を「当然」とする空気がある団体では、断りづらくなることも

第4章:どう向き合う? 宗教とお金の関係
- お布施や献金は本来「感謝の表現」であり、強制ではないはず
- 家計に影響するレベルの支出は慎重に考えるべき
- 疑問を感じたら信頼できる第三者に相談することも大切
まとめ
宗教によってお布施のスタイルや金額には大きな差があります。年間支出も数千円から数百万円まで幅広く、自分や家族の生活とバランスを取りながら、信仰との付き合い方を考えることが求められます。