
「お金をできるだけかけたくない」「宗教のやり方にピンとこない」そんな人が増えています。そういうときに注目されているのが**無宗教葬(自由なお葬式)**です。
この記事では、
- お坊さんを呼ばないお葬式の流れ
- お金はいくらくらいかかるのか
- 良いところと注意するところ
- お墓や家族との話し合いで気をつけること
を、高言葉で説明します。
無宗教葬ってなに?
宗教のルールにとらわれないお葬式
お坊さんのお経や仏教のきまりにこだわらず、手を合わせたり音楽を流したりして、自由に見送るスタイルです。
一般的な流れ(例)
- 開式のあいさつ
- 黙とう(みんなで静かに祈る)
- 思い出の手紙を読む
- お花を手向ける、好きな音楽をかける
- 閉式 → 火葬へ
お坊さんを呼ばないことの良いところ
✅ お金があまりかからない
- お坊さんへの「お布施」(10万円以上)が不要
- 式の時間が短くなり、会場代も安くすむ
✅ 自分たちらしくできる
- 故人(亡くなった人)の性格や好みに合わせて、音楽や写真を使ったお別れができる
✅ 宗教にこだわらない
- 信仰がない人や宗派の違う人がいても安心

お坊さんを呼ばないことの注意点
⚠ 仏教の「供養」ができない
- 戒名(かいみょう)という仏教の名前がつかない
- 四十九日など、仏教での大事な区切りがなくなる
⚠ お寺のお墓には入れないかも
- 菩提寺(お寺のお墓)では、戒名や読経がないと納骨を断られることも
⚠ 親族(親せき)とトラブルになることも
- 年配の人に「ちゃんと供養していない」と言われるケースがある
中間の方法:法要だけお坊さんを呼ぶ
最近は、「葬式は無宗教で自由にやるけど、四十九日や納骨のときだけお坊さんにお願いする」というやり方を選ぶ人も増えています。
そのメリット
- 親族への気づかいができる
- お葬式の費用はおさえつつ、宗教的な供養もできる
法要にかかるお金の目安
- お坊さんへのお布施:3〜5万円
- お車代・食事代(出さない場合でも):それぞれ5千〜1万円ほど
読経(お経)だけお願いする、という形でも大丈夫です。
葬式が短くなるときの工夫
無宗教葬ではお経がないため、30分ほどで式が終わることがあります。 そのあと、火葬の時間まで時間が空いてしまうことも。
その時間の使い方
- 思い出ムービーを流す
- 控室で家族でゆっくり話す
- 写真やアルバムを飾ってみんなで見る
「第二のお別れの時間」として、大切に過ごすのもおすすめです。
お墓や納骨の注意点
お坊さんをまったく呼ばない場合、お墓に入れるかも気になりますよね。
でも、最近はそんなに大変じゃない!
- 宗教を問わない納骨堂・樹木葬・永代供養がたくさん登場
- 遺骨を自宅で保管する「手元供養」や、自然にかえす「散骨」も増えている
特に菩提寺がない人は、選べるスタイルが豊富です。
まとめ|無宗教でも、ちゃんと送れる
お坊さんがいなくても、「大切に送りたい」という気持ちがあれば、それで十分です。
こんな人におすすめ:
- できるだけ費用を抑えたい
- 宗教の形式に違和感がある
- 家族だけで静かに送りたい
ただし、親族と事前にしっかり話し合っておくことが大切。
無理なく、自分たちらしく、大切な人を見送る方法として、無宗教葬も立派な選択肢のひとつです。