無宗教で葬式をすると何が起きる?

葬儀の基礎知識

お坊さんを呼ばない葬儀の“現実”と後悔しやすい落とし穴

はじめに|「無宗教だから楽そう」と思っていませんか?

「特定の宗教は信じていない」
「お坊さんを呼ばず、自由な形で見送りたい」

近年、こうした理由から 無宗教葬 を選ぶ人は確実に増えています。

確かに、宗教儀礼に縛られず、
音楽を流したり、シンプルにお別れをしたりと、
故人らしい送り方ができる というメリットはあります。

ただ――
現場で実際に立ち会ってきた立場から言うと、

「無宗教だから何も考えなくてよかった」
そう思えるケースは、正直あまり多くありません。

むしろ
「やってから気づく」「想定していなかった問題」
に直面する人の方が多いのが現実です。

この記事では、
無宗教で葬式をすると 実際に何が起きるのか
そして 後悔しやすいポイント を、現場目線で整理します。

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無宗教葬とは?簡単に言うと

無宗教葬とは、

  • 僧侶・神職・牧師などの宗教者を呼ばない
  • 読経や宗教儀式を行わない
  • 宗派の作法に縛られない

という形の葬儀です。

ただし誤解されがちなのが、

無宗教=何もしない葬式
ではありません。

実際には、

  • 開式の言葉
  • 黙祷
  • 献花
  • 音楽
  • 喪主や家族の挨拶

など、**代わりになる「流れ」**を自分たちで決める必要があります。

ここが、最初の落とし穴になります。

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落とし穴①「誰も進行してくれない」問題

仏式であれば、

  • お坊さんが来る
  • 読経が始まる
  • 流れが自然に決まる

という“型”があります。

しかし無宗教葬では、

  • 誰が何を言うのか
  • どこで区切るのか
  • 参列者はどう振る舞えばいいのか

すべてが曖昧 になりがちです。

実際の現場では、

  • 会場が静まり返ったまま次に進めない
  • 参列者が立つのか座るのか迷う
  • 喪主が突然進行を任されて戸惑う

といった場面が少なくありません。

「自由=楽」ではなく、
自由=決めることが増える
という現実に、ここで初めて気づく人も多いです。

落とし穴②「参列者が戸惑う・気まずくなる」

無宗教葬で特に多いのが、

参列者の“居心地の悪さ”

です。

  • 焼香がない
  • 合掌していいのか分からない
  • 何をすればいいのか分からない

結果として、

  • 周囲の様子を伺い続ける
  • 何となく落ち着かない
  • 「これでいいのかな…」という空気が漂う

特に高齢の参列者ほど、
「ちゃんと送れたのだろうか」
という不安を抱えやすくなります。

葬儀は、
故人のためだけでなく、残された人の区切りの場
でもあることを、ここで痛感するケースが多いです。


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落とし穴③「あとから宗教の問題が浮上する」

無宗教で葬儀を終えたあと、
数日〜数ヶ月してから出てくるのがこの問題です。

  • 四十九日はどうする?
  • 納骨の時は?
  • お墓は仏式なのに大丈夫?
  • 親戚から「供養はしないの?」と言われた

葬儀の時点では
「無宗教でいいよね」とまとまっていても、
その後の供養や法要でズレが出ることは珍しくありません。

結果として、

  • 結局あとからお坊さんを呼ぶ
  • 家族間で意見が割れる
  • 「最初から相談しておけばよかった」と後悔する

という流れになることもあります。


落とし穴④「費用が思ったほど安くならない」

「お坊さんを呼ばない=安い」
と思われがちですが、これも半分誤解です。

確かに、

  • お布施が不要
    という点では安くなります。

しかしその一方で、

  • 司会進行を外注する
  • 音響・演出を追加する
  • 会場を長時間使う

など、別の費用が発生するケースもあります。

結果として、

「思ったほど安くならなかった」
「むしろ普通の家族葬と変わらなかった」

という声も、現場ではよく聞きます。


お墓それでも無宗教葬が向いている人とは?

ここまで読むと
「無宗教葬=ダメ」
と感じるかもしれませんが、そうではありません。

無宗教葬が向いているのは、

  • 家族・親族間で十分に話し合えている
  • 参列者が少人数
  • 葬儀後の供養方針も決まっている
  • 進行や内容を事前にしっかり設計できる

こうした条件が揃っている場合です。

「何となく無宗教」 ではなく、
「理解した上で無宗教」
であれば、後悔は大きく減らせます。


まとめ|無宗教葬で後悔しないために大切なこと

無宗教で葬式をすると、

  • 自由度は高い
  • しかし責任と判断も増える

という現実があります。

後悔しやすいのは、

  • 流れを考えていなかった
  • 周囲への配慮が足りなかった
  • 葬儀後の供養を想定していなかった

この3点です。

無宗教葬を選ぶなら、

「やらないこと」ではなく
「何をするのか」を決める

ここが一番重要なポイントになります。

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