はじめに|「葬式にお金をかけられない」…そんなあなたに
「通夜や告別式をやらずに見送れないだろうか?」
「なるべく安く済ませたいけど、ちゃんとお別れはしたい…」
そんな方に選ばれているのが、**“直葬(ちょくそう)”**という葬式スタイルです。
この記事では、直葬の費用・流れ・注意点までをシンプルに解説します。
「10万円台からできる」現実的な情報で、葬式の不安を軽くしましょう。

直葬(ちょくそう)とは?
通夜や告別式を行わず、火葬のみで故人を見送る葬式形式です。
主に以下のようなケースで選ばれています:
- 近親のみで静かに見送りたい
- 葬式費用を抑えたい
- 宗教儀式にこだわりがない
- 忙しく、式を並行する余裕がない
シンプルながらも、必要最小限のお別れの時間を確保できることが特徴です。
直葬の費用:10万円台で可能!
項目 | 金額相場(最低ライン) |
---|---|
搬送費 | 1.5万円〜3万円 |
安置費 | 1万円〜2万円 (自宅安置なら無料の場合も) |
棺・骨壺 | 2万円〜4万円 |
火葬料 | 0〜5万円 (公営施設なら無料も) |
代行費 | 1万円〜2万円 |
合計:10万円〜18万円程度での実施が可能です。

直葬の流れは簡単です
1)搬送・安置
病院や自宅から、故人を安置先に搬送します。 病院からの送り出しは速やかに必要なため、事前の相談が重要です。
2)火葬前のお別れ
火葬場に移動し、棺に花を添えたり、手紙や思い出の品を入れる時間が設けられます。
3)火葬・収骨
火葬を行い、終了後、遺族が骨壺を受け取って完了です。
直葬のメリット
- 費用を大幅に抑えられる
- 遺族の身体・心理的負担が少ない
- 宗教にしばられない、自由なお別れが可能
直葬のデメリット
- 常識的な式がないため、親族や知人の理解を得られない場合も
- 式が無いことで「きちんと見送れなかった」と感じる人も
- 専門性の高い葬儀社を選ばないとトラブルに
直葬で後悔しないために
- 直葬に経験があり、説明がていねいな葬儀社を選ぶ
- 火葬場の予約状況や詳細を事前に確認
- 火葬前の時間を大切にする(花を添える、メッセージを入れる等)
おわりに|10万円台で心を込めたお別れを
直葬は「安い、簡易」だけでなく、感謝や敬意を持って送り出せる現代的な葬式形式です。
費用や負担を抑えながらも、優しく無理のない式を選べるのは、その人らしさを大切にする方法でもあります。
一旦決める前には、複数の葬儀社に見積もりを取り、相談することから始めましょう。