葬儀人が語る、賃貸で本当に怖いのは「説明されないこと」
ある物件を内見したとき、不動産屋さんが少し言いにくそうに
「お伝えすることがあるんですが…」と言ってきました。
案内された部屋は
“孤独死された部屋”。
葬儀に関わる仕事柄「家賃が激安ならアリだな」と思ったのですが、
僕は以前、真夏に2ヶ月未発見だった現場も見ています。
その記憶がよぎり、実際に見ると畳が腐食していて、不動産屋さんも気まずい表情。
結局、その部屋は見送りました。
ただここで痛感したのが、
孤独死物件は事故物件とは扱いがまったく違うということ。
そして何より怖いのは、説明されないまま住んでしまう可能性です。
おすすめブログ ’’孤独死’’が急増する夏! 高齢の親を守る家族の習慣!!【無料で始める】

孤独死と事故物件は別物──まずここを知っておく
■ 事故物件は説明義務がある
殺人・自殺・火災など、「心理的瑕疵」があると判断されれば説明義務があります。
■ 孤独死は“説明されないことが多い”
事件性がなければ「自然死」と扱われ、
説明義務がないケースが多いのが現実。
つまり、
つい最近まで孤独死の現場だった部屋でも、説明されないことがある。
■ それでも“孤独死のほうが嫌”と言う人が多い
- 発見が遅れると痕跡が残りやすい
- 夏場は腐敗が進みやすい
- 生活の中で亡くなるリアルさが強い
にもかかわらず 家賃はほぼ下がらない。
ここが大きなギャップです。
増え続ける“孤独死の部屋”──都市部では特に身近
日本では孤独死が年々増え、特に都市部では発見が遅れやすい傾向があります。
僕が見た中で最も衝撃的だったのが、
2024年の猛暑に2ヶ月未発見だった現場。
床は腐食し、壁紙の一部は変色。
清掃しても完全には隠しきれない痕跡がありました。
こうした現場を知っていると、
「伝えられない孤独死物件」の怖さがよく分かります。

**不動産屋はどこまで説明してくれる?
実は“言わないケース”のほうが多い**
ここがこの記事のメインです。
■ 孤独死は説明されない理由
- 事件性なし=問題なしという扱い
- 法律上の義務があいまい
- 話すと嫌がられると判断される
結果として、
知らないまま住んでしまうリスクが高い。
■ 説明されるとしても「申込直前」が多い
僕もまさにこのパターンでした。
内見後、申込の話が出たタイミングで初めて話される。
■ 不動産側の“言わない事情”
- リフォームがきれいなため説明省略
- 空室期間を伸ばしたくない
- 社内判断で「自然死なら説明不要」
■ 説明されないままだと…
- 後から知って精神的に落ち込む
- ニオイ・床の問題に後で気づく
- 近隣住民から聞いてショックを受ける

住む前に“見抜ける”チェックポイント
説明されない可能性がある以上、
自分で気づく目を持つことが大切です。
- 床だけ新品
- フローリング一部だけ貼り替え
- 強い芳香剤
- 壁紙の一部だけ色が違う
- 募集履歴が長すぎる
- Google口コミで前住人の噂が残っている
違和感のある部屋は慎重に。
読んで欲しいブログ 🥰ケースワーカーと故人の関係 〜支援のその先に〜
最後に──孤独死物件は“使いよう”でもある
■ メリット
- 競争率が低い
- リフォームされていることが多い
- 家賃交渉につながりやすい場合も
■ デメリット
- 発見が遅れると痕跡が残る
- ニオイ問題の可能性
- 気になる人はずっと気になる
僕が今回見送ったのも、
現場経験ゆえにイメージが湧きすぎたからです。
まとめ:一番怖いのは“説明されないこと”
孤独死物件は事故物件と別物。
説明義務も曖昧で、
知らずに住むケースは普通にありえる。
これから引越しシーズン。
ぜひ以下の3つだけ覚えておいてください。
- 「孤独死」と「事故物件」の違いを知る
- 不動産の説明を鵜呑みにしない
- 違和感のある部屋は必ずチェック
知っておくだけで、後悔は確実に減ります。

