退職代行の末路とは？──葬儀社を辞めた新卒が語る5つのリアルな落とし穴

「退職代行って楽そうだし、即日辞められるんでしょ？」SNSや広告でそんなフレーズを目にすると、心が限界に達したときほど飛びつきたくなるものです。

しかし、実際に退職代行を利用した人の声を追うと、“辞めること自体”はできても、その後に思わぬ落とし穴が待っていることが見えてきます。

この記事では、葬儀社を退職代行で辞めた新卒社員の体験談をもとに、退職代行の利用で直面した5つの現実を紹介します。

退職代行によって「辞めます」という意思は会社に伝わるものの、その後の事務手続きは別問題です。

これらの重要書類がなかなか届かず、結局「自分で会社に連絡する羽目になった」という声が多数。
「なら最初から自分で言えばよかった…」と後悔する人も少なくありません。

「残っている有給を消化できるはず」
「退職金もちゃんと支払われるよね」

そう考えていても、退職代行の多くは弁護士資格を持たない業者であるため、会社と交渉する権限がありません。

そのため、

といった労働者の権利は、結局自分で動かなければ取り戻せないのです。

面接では必ず聞かれる「前職の退職理由」。
退職代行を使ったことを正直に話すと、採用側からは

と不信感を持たれるリスクがあります。
特に同業界への転職を目指す場合には、大きなハンデになり得るのです。

親世代からは「自分で辞められなかったのか？」と否定的に受け止められることが多く、友人に相談しづらくなって孤立するケースもあります。

精神的に限界を迎えて選んだ手段でも、周囲の理解不足が新たなダメージになるのが現実です。

退職代行を利用したことで、会社との関係が悪化したという声も少なくありません。

結局、社会保険や年末調整などで会社と関わらざるを得ないため、逃げ切ったつもりでも後から苦労することになります。

退職代行は、精神的に限界を迎えた人を救う有効なサービスです。
しかし、

という現実を理解せずに使うと、かえって後悔することになります。

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