はじめに|「宗教トラブルなんて自分には関係ない」と思っていませんか?
「宗教の勧誘に困っている」と聞くと、「自分には関係ない」「そんなの断れば済む話」と思う人も多いかもしれません。ですが、実際には“ちょっとしたきっかけ”から深刻なトラブルへと発展することがあります。
とくに多いのが、「電話番号を教えてしまった」ことから始まる被害です。
最初は「よさそうな話だな」「勉強会の連絡だけなら」と軽い気持ちで伝えたつもりでも、後からしつこい連絡や訪問、さらには家族や職場を巻き込んだ勧誘へと発展するケースが報告されています。
このブログでは、実際に起きている宗教トラブルの手口と、巻き込まれてしまった場合の相談先、そして今後の予防策について詳しく解説します。

第1章|宗教勧誘トラブルのリアルな実例と手口
「また連絡しますね」の言葉を信じた結果…
街中や駅前、大学のサークル、SNSなど、宗教団体の勧誘はさまざまな場所で行われています。 「悩みを聞きますよ」「ちょっといい話があるんです」などの声かけに対し、親切心や好奇心から連絡先を伝えてしまう人も少なくありません。
しかし、その後は「〇〇会に来てみない?」「この本だけでも読んで」と連絡が続き、やんわり断っても執拗に関わろうとしてくることがあります。
LINE・SNSでのつながりから広がる勧誘
電話番号を登録していると、LINEやSNSで自動的に“友だち追加”されることがあります。そこから「いいね」やコメント、ダイレクトメッセージを通じて勧誘が始まるケースも。
表面的には優しく見えても、内面では強い誘導が行われることが多く、気づいたときには人間関係が変化していることもあります。
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「家に来た」「職場に電話がきた」など深刻なケース
なかには、住所や職場を知られてしまい、「突然家に来られた」「職場に電話があった」という事例もあります。親切な活動を装いながら、実際には精神的・社会的に孤立させようとする手口も確認されています。
家族や友人を巻き込む“見えない影響”
本人が断っても、今度は「あなたのご家族にも…」とターゲットが家族に移るケースも。また、同じ学校・職場に勧誘が及ぶことで、人間関係や信用を失う結果になることもあります。
断ってもしつこい、心が疲弊してしまう構造
一度関わってしまうと、「仲間だから」「救いたいと思ってる」と、善意を装った勧誘が続きます。断りきれず精神的に疲弊し、最終的に孤立してしまう人も少なくありません。

第2章|電話番号を教えてしまったときの初期対処
着信拒否・非通知拒否の設定
スマートフォンの設定から、該当する電話番号を着信拒否に設定しましょう。また、非通知番号からの着信も拒否設定にすることで、より効果的に遮断できます。
SNSの自動追加オフ・LINEの設定確認
LINEやInstagramでは、電話番号から自動的に友だち追加される機能があります。設定画面から「友だち自動追加」や「追加を許可」をオフにすることで、不要な接触を防ぐことができます。
証拠を残すこと(録音・画面キャプチャ・通話履歴)
しつこい勧誘が続く場合、後の相談や法的対応のために以下の証拠を残しておきましょう:
- 通話の録音
- 着信履歴のスクリーンショット
- メッセージの保存
第3章|宗教トラブルで頼れる相談窓口まとめ【困ったらすぐ相談を】

消費者ホットライン「188」|しつこい勧誘・献金トラブルに
宗教が関係していても、「高額な献金」「霊感商法」「強引な勧誘」などは消費者被害として扱われます。 電話番号「188(いやや)」にかけると、最寄りの消費生活センターにつながり、適切な助言や対応を受けられます。
警察相談ダイヤル「#9110」|身の危険や恐怖を感じたとき
「家の前で待たれている」「暴言や脅しを受けた」など、恐怖を感じた場合は警察へ。 緊急性が高くない場合は「#9110」へ相談して、記録を残しておくと安心です。
法テラス・弁護士会|返金請求や家族問題の法的対応に
不当な献金の返還請求や脱会後のトラブルなどには、法テラスや地元の弁護士会での相談が有効です。経済的に余裕がない方でも無料相談を受けられる制度があります。
全国霊感商法対策弁護士連絡会|宗教トラブルに特化した専門支援
霊感商法や宗教トラブルに特化した弁護士のネットワークです。 → https://www.stopreikan.com/
メール相談も可能で、信者本人やその家族からの問い合わせも多く寄せられています。
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NPO法人や福祉窓口|脱会支援・心のケア・家庭内問題に対応
宗教問題に対応しているNPO法人、地域の女性センターや福祉課でも相談が可能です。 特に家庭内の宗教的なトラブルや心理的ストレスについての支援を受けられる場合があります。
相談時の伝え方のコツ
・「宗教の話がしつこくて困っています」 ・「電話番号を教えてから何度も連絡がきます」
このように、“自分が困っている”ことを簡潔に伝えれば、相手が宗教団体であるかどうかにかかわらずスムーズに対応してもらえます。

第4章|同じトラブルを防ぐためにできること
「少しでも怪しい」と感じたら教えない勇気を
「少しだけ話を聞いて」「連絡先だけ教えて」などと言われた場合、興味があってもその場では保留にしましょう。「今は判断できないので、また自分から連絡します」と返すのも有効です。
勧誘されやすい人の特徴と、トラブル回避のヒント
- 断るのが苦手
- 人の話を丁寧に聞くタイプ
- 悩みを抱えていて心の支えを求めている
こういった傾向のある人は、悪意を持たれていなくてもターゲットになりやすいです。 自分の心を守ることを最優先にしてください。
高齢者や学生への注意喚起も大切
高齢の親や若い学生は、「家族に内緒で連絡先を教えてしまった」など、巻き込まれていることに自覚がない場合もあります。 「知らない人に番号を教えないでね」など、日常的に家族で注意を共有しておきましょう。
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おわりに|あなたの不安は、相談していいものです
宗教トラブルに巻き込まれたとき、多くの人が「自分が悪かったのかも」「断れなかったせいだ」と自分を責めがちです。
しかし、あなたの不安や恐怖は、相談していいものです。
話すことで心が軽くなったという人も多くいます。 「こんなことで相談していいのかな?」と思わず、まずは一歩を踏み出してください。
あなたを責める人はいません。 あなた自身と、あなたの大切な人を守るためにも、早めの行動が大切です。
