年末が近づくと、
「来年の一周忌はいつだろう?」
「三回忌の年が分からない…」
「49日の数え方が自信ない」
といった相談が増えてきます。
法要の日付は、普段あまり触れない“独特の数え方”があるため、混乱しやすい分野です。
この記事では、2026年に法要を迎える方に向けて、一周忌・三回忌、そして49日の計算方法まで分かりやすく解説します。
年末のうちにスケジュールを確認しておくことで、親族の調整や会場の予約もスムーズになります。
2026年の法要・命日スケジュール早見表
2026年に「一周忌」を迎えるケース
一周忌は
「亡くなった翌年の同じ日」 に行います。
2026年に一周忌を迎えるのは、
2025年1月1日〜12月31日の間に亡くなった方。
例
- 2025年3月10日 → 一周忌は 2026年3月10日
- 2025年7月22日 → 一周忌は 2026年7月22日
平日になった場合、
多くの家庭は 直前の週末(土日)に調整 することが一般的です。
2026年に「三回忌」を迎えるケース
三回忌は誤解されやすいですが、
「命日から2年後」 が正しい計算です。
2026年に三回忌を迎えるのは、
2024年1月1日〜12月31日に亡くなった方。
例
- 2024年5月1日 → 三回忌は 2026年5月1日
- 2024年10月3日 → 三回忌は 2026年10月3日
なぜ2年後が三回忌なのか?
→ 初七日を「1回目」と数え、以後、七七日(49日)・一周忌…と続くためです。
2026年に「七回忌」を迎えるケース(参考)
七回忌は
「亡くなった年を1回目と数えて7年目」に行います。
2026年に七回忌を迎えるのは、
2020年に亡くなった方。
例
- 2020年8月20日 → 七回忌は 2026年8月20日
七回忌は参加人数も多くなりやすいため、日程調整は早めが安心です。
49日の計算方法と“2026年の49日早見表”
49日は、
「亡くなった日を1日目として数えて49日目」 に行います。
計算例
- 2025年12月15日死亡 → 49日は 2026年2月1日
(15日を“1日目”としてカウント)
毎回計算するのが大変なので、2026年初めの期間だけ簡易早見表を載せます。
2026年1〜3月の49日法要早見表(例)
| 死亡日 | 49日法要日 |
|---|---|
| 2025/12/10 | 2026/1/27 |
| 2025/12/15 | 2026/2/1 |
| 2025/12/20 | 2026/2/6 |
| 2025/12/25 | 2026/2/11 |
| 2025/12/31 | 2026/2/17 |
※ 必要に応じて月ごとに拡張した表も作成できます。
年末に法要日程を決めるメリット
年末にスケジュールを確定しておくと、多くの利点があります。
① 親戚の予定が合わせやすい
年末は家族・親戚が顔を合わせるタイミングのため、
その場で予定を決められます。
② お寺(住職)の予定が早く埋まる
特に
- 春彼岸(3月)
- お盆(8月)
- 秋彼岸(9月)
は混雑するため、早めの確認が重要です。
③ 会食場所・仕出し料理の予約がしやすい
法要後の会食は人気店ほど予約が取りづらくなります。
年明け前に調整しておくと安心。
④ 遠方の親族は宿泊の手配がしやすい
2026年は連休に絡む法要も多くなるため、ホテル確保は早いほど有利。
2026年の法要準備に必要なチェックリスト案内文(招待状)の作成
- 日時
- 場所
- 出欠の締切
- タクシー・駐車場の案内
しっかり記載して送付します。
お寺への連絡・お布施の確認
お布施・御車代・御膳料の目安を早めに確認。
住職の予定もここで固めます。
会食・返礼品の手配
人数が固まったら予約。
人気の返礼品は売り切れることもあります。
写真・遺影の確認
一周忌~三回忌で新しい遺影を用意する家庭も多いです。
まとめ|2026年の法要は“早めのスケジュール確認”が鍵
2026年に法要を迎える場合、
一周忌・三回忌・49日の数え方は意外と複雑です。
しかし、 年末に日程を決めておくことで、親族の調整・会場予約・住職の確保が格段にスムーズ になります。
早めに準備を進めて、心穏やかに当日を迎えましょう。

